現在開催されているG1競走を大きく分類すると短距離、中距離、長距離、ダートの4つに大別できます。これらはそれぞれ馬の距離適正が大きく影響するので馬の適正距離を正しく見極めることが必要です。短距離のG1ではスプリント(1200m)マイル(1600m)が対象となります。これまでの短距離を代表する馬と言うのはどちらの距離も幅広く対応できていたのが特徴でマイルチャンピオン、スプリンターズステークスの連覇などが短距離馬のステータスといえました。ですが現在でははっきりと距離適正が別れてきたのが特徴といえます。
スプリントのレースでは1分7秒台、マイルのレースでは1分33秒大というスピードで安定している事が要求され、それぞれの距離のスペシャリストが勝利するイメージがありますがマイルレースでは最近は中距離の2000mが得意な馬が活躍しています。この傾向からむしろスプリントの距離を適正としては別に考えるのが良いでしょう。中距離G1(2000mから2500m)は日本のレースの花形となる距離ですがやはりクラシックの実績がある馬がよく活躍しています。またこれまでは菊花賞や天皇賞春などの長距離場がよく活躍してきましたが最近では長距離G1の勝利馬は中距離レースで苦戦しているなど、スタミナよりスピードが求められる傾向になっているのがこの中距離G1です。
昔はもっとも強い馬が出走すると言われた長距離G1も今では大きく傾向が変わってきています。これはレベルの低下といっても良いでしょう。長距離G1を使う事で馬が疲労し引退してからの種牡馬としての価値を考えると割に合わないと考えるようになったためで最近の長距離G1は波乱傾向が目立っています。それに反してダートG1ではダート適正が非常に重視されレベルの高い馬が活躍しています。芝で好走実績があってもダートで簡単に勝てるほど簡単ではないというのが最近のダートG1なのです。